どらごんぼーる考察

がんだまぁBlogからドラゴンボール記事を移植しました。以後ドラゴンボール考察はここで展開します。

神龍の種類と生みの親の力

ドラゴンボールは創造主の力を超えた願いは叶えられない、という設定があります。これを踏まえ、複数存在する神龍とその創造主について比較してみたいと思います。

 

(1)地球の神龍(神様Ver)

 元祖シェンロン。オリジナルのナメック星のドラゴンボールよりもボールのサイズは小さく、叶えられる願いも1つだけ。叶えた後に次の願いが叶えられるようになるまでには1年かかります。死んだ人間は一度に複数蘇らせることができますが、1度生き返ったことがある人間は2度目は生き返れません。

 

(2)地球の神龍(デンデVer)

 デンデが再び命を与えた神龍。ボールのサイズなどは全て継承していますが、願い事は2つ、その後願い事の内容によっては3つ叶えられるようになりました。このことから、神様よりもデンデの方が龍族としての能力は上だったことになります。

 

(3)ポルンガ(最長老Ver)

 ナメック星の神龍ドラゴンボールのサイズはバスケットボールくらいでしょうか。神龍自体のサイズも地球のものよりだいぶ大きくなっています。願い事は3つですが、一度に複数の人を生き返らせることはできません。その代わり、2回死んだ者も生き返らせることができます。願い事を叶えてから次の願いを叶えられるようになるまでは130日かかりますが、これはナメック星における1年の日数のようです。

 

(4)ポルンガ(ムーリVer)

 最長老の座を受け継いだムーリがパワーアップさせることで、ポルンガも一度に複数の人間を生き返らせることができるようになりました。このことから、ムーリの方が前最長老よりも力があるようにも思えますが、より若いからなのかもしれません。前最長老は異常気象に見舞われた後にナメック星人を全て自分で産み出していますので、相当消耗したのだと思われます。

 

(5)究極神龍(カタッツの子Ver)

 GTで登場した、神様がピッコロと分離する前に生み出したドラゴンボール。ピッコロと分離してから神様になったはずなので、神様になる前にドラゴンボールを生み出していたようです。何故そんなことをしたのかは謎なのですが、前の代の神様に自分の力を見せるためかもしれません。

 神様よりも力があった頃の神龍なので、悟空を子供に戻す力を持っていましたが、それにどれだけの力が必要なのかは謎です。当時の超サイヤ人になっていない悟空よりは強かったということでしょうか。

 願い事のルールは基本的に一緒なのですが、願いを叶えた後に宇宙にボールが散らばってしまうのと、1年以内に集めて神殿に戻さないと願いを叶えた星が爆発してしまうという謎のデメリットを抱えています。邪念があったからなんですかねぇ。

 結局ピッコロが死を選んだので消滅してしまいました。

 

(6)超神龍龍神ザラマVer)

 ドラゴンボール超で登場した惑星サイズのドラゴンボールから出てくる銀河サイズの神龍。第6宇宙と第7宇宙にまたがって存在していたので、対の宇宙に存在しているようです。他の宇宙にもあるかは分かりませんが、力の大会で既存のものしか出てこなかったので1つしかないのでしょう。次の願いが叶えられるまでの期間は地球カウントの1年のようです。

 龍神ザラマの格の大きさがわからないのですが、願い事に制限がないそうなので、全王や大神官、天使クラスの力はあるのではないかと思います。全王が消滅させた宇宙を復活させることができるくらいですから、全王と同等クラスの力がある可能性も考えられます。その気になればザマスに滅ぼされたトランクスの未来世界を元通りに戻すこともできるのでは…?

 

 他にも漫画版超に新たな神龍が登場していますが、ここでは割愛します。

 

 これらの神龍を比較してわかるのは、創造主の力の差による叶えられる願い事の差と、単にルール上の制約における叶えられない願いがあるということです。

 例えば、作中のドラゴンボールの中で、最も力が劣るのは最初の神様のドラゴンボールですが、これはナメック星のものと違い一度に複数の人間を生き返らせることができました。デンデのドラゴンボールにより、一度にたくさんの人間を生き返らせると3つの願いが2つになる(=多くの人を生き返らせるのに多くのエネルギーが要る)ことが分かったので、地球のドラゴンボールは強い力を持っていることになりますが、ポルンガよりは劣るはずなので、ナメック星のポルンガはあえて複数の人間を生き返らせることができないよう制約をかけていたことになります。ムーリはその制約を解除しただけと考えることもできます。

 逆に神様が作ったドラゴンボールは1度生き返らせた人間をもう一度生き返らせることができませんが、これは独自に設けたルールであるとも考えられます。一度にたくさん生き返られるようにした分、何度も同じ人が生き返る可能性があるのは不平等と考えたのかもしれません。

 そのように考えると、生き返らせられる人数や生き返れる回数は創造主の能力差ではないと言え、創造主の力量差が現れているのは願いの内容以外だと、単純に願い事の数と言えそうです。神様は1つ、デンデは2〜3つ、最長老は3つと考えると納得感があります。

 GTの究極ドラゴンボールが願い事を叶える代わりに1年後星が爆発するのは、願い事を叶える代償に星の命を使っているからなのかもしれません。通常のドラゴンボールは、その代償がない分内部にマイナスエネルギーを溜め込むようになっていたと考えられます(多分GTのみの設定で、超ではなかったことになっていると思いますが)。ドラゴンボールの願い事の力は明らかに創造主の力よりも大きいので、その分何か代償を払っているということなのでしょう。

 超神龍はまだ龍神ザラマがどのような存在なのか明確になっていないため考察するのが難しいですね。ザマスが使用していますが、別にザマスの願いくらいなら地球やナメック星のドラゴンボールでも叶えられたような気はします。ポルンガは「生きている者の魂だけを動かすことはできない」と言っていたので、魂の入れ替えはポルンガでもできない可能性もありますが…でもギニューができるしなぁ。単純に集め方を知っていたのが超ドラゴンボールだけだったと考えた方が良いのかもしれません(そもそもザマスは第10宇宙の存在だし)。

 

 そういえば、第6宇宙にもナメック星があるので、こちらにもドラゴンボールがあったはずなのですが、最長老は同化していないなら健在のはずですね。第6宇宙のサイヤ人ナメック星人まで話を広げると収拾がつかなくなりそうなので、ここを掘り下げるのは非常に危険ですね(笑)。