どらごんぼーる考察

がんだまぁBlogからドラゴンボール記事を移植しました。以後ドラゴンボール考察はここで展開します。

2018-01-01から1年間の記事一覧

映画「ドラゴンボール超 ブロリー」感想

見てきました。 このブログ的には、ブロリーの強さの根拠を鳥山氏がどのように説明してくるかに注目していたのですが、明示してくれたので考察のしがいがあります。ありがたいことです。 その辺は後述するとして、作品自体の感想から先に。 一言で言えば、「…

孫悟飯はどうすれば主人公であり続けられたか

悟空の息子・悟飯というキャラクターは、少年時代は「悟空以上の力を秘めているが、その力をコントロールできず激怒したときに瞬間的に発揮するだけ」というのが個性のキャラクターでした。その特性はピンチの度に幾度となく発揮するも、劣勢を覆すほどの活…

「神と神」以降の世界観が示したセル編・ブウ編の「デフレ」

「神と神」以降登場した「神の領域」により、ブウ編までの強さはカスみたいなものだったというレベルのインフレが発生しましたが、「力の大会編」では神の領域の強さが曖昧となり、戦闘力の高さの基準が良く分からなくなってしまった部分があります。 ドラゴ…

「悟空とベジータの共闘」という特殊なシチュエーションについて

「ドラゴンボール超」では割と悟空とベジータが一緒に敵と戦う、というシチュエーションが発生していました。未来でのザマス戦でもそうですし、ジレン戦でもそうでした。しかし、悟空とベジータが「共通の敵と一緒に戦う」ということを行ったことは、原作で…

クリリンというキャラクターの位置づけの変遷

クリリンと言えば、ドラゴンボールにおける名脇役の1人として有名ですが、その立ち位置は割とシリーズごとに変化しています。その変化を追いつつ、クリリンというキャラクターについて少し掘り下げてみようと思います。 (1)少年時代:主人公の同門、ナンバー…

人造人間・セル編の本当の悪役は誰か

たまたまドラゴンボール改をCS放送で見ていて思ったのですが、やっぱり人造人間ってあんまり悪役っぽくないんですよね。 例えば17号・18号は、誰も殺してないんですよ。悟空を殺すという造られた目的を果たすために行動してはいるものの、その過程で車を奪っ…

戦闘力をコントロールして戦うということ

サイヤ人編~フリーザ編において、地球人は戦闘力をコントロールできる特殊な民族であるという説明がされていました。これに対し、フリーザ軍関係者はコントロールが出来ないので、スカウターで大体の戦闘力がわかる、という描写がされていたわけですが、実…

ドラゴンボール超 宇宙サバイバル編 反省会

ドラゴンボール超の宇宙サバイバル編が完結しました。 このシリーズは、開催前の戦いや前日談の時点で敵味方の強さが曖昧で、その時の演出でいくらでも強くなったり弱くなったりするので、そこに強い抵抗感を持っていたのですが、最後の纏め方はしっかりして…

「修行をすればするだけ強くなる」のがドラゴンボールの世界

原作で限界を極めた悟空の、さらに上の領域として設定されたのが、「神」の領域です。神の気を持つ者はそれまでの魔人ブウまでの基準では全く太刀打ちできず、同じ神の気を得ないと対等には戦えない、というのが「神と神」で示されたラインでした。 しかし、…

トランクスが歴史を変えても変わらなかったもの~DB世界の因果律?

トランクスが未来からやってきたことで、悟空は病死を回避し、人造人間にだれも殺されず、やってきたセルさえも倒すことができました。歴史は大きく変わり、トランクスのいた世界よりも平和な未来を実現することができましたが、魔人ブウ編まで含めて考える…

成長した悟飯は本来どのようなキャラになるべきだったか

ドラゴンボール超の宇宙サバイバル編があまりにもご都合主義過ぎて思考停止に陥っていたのでしばらくネタが浮かびませんでした。とりあえず悟飯が落ちてサバイバル編の扱いに区切りが付いたので悟飯ネタで行こうと思います。 というのも、制作側がすごく悟飯…