どらごんぼーる考察

がんだまぁBlogからドラゴンボール記事を移植しました。以後ドラゴンボール考察はここで展開します。

コルド大王に変身能力はあるか?

フリーザの父・コルド大王はフリーザの1回目の変身後の姿にそっくりであることから、更に変身できるのではないか、ということは連載当時から言われていたことだと思います。

しかし現時点で変身後の姿が全く設定されないあたり、おそらくは「それ以上の変身はない」というのが公式回答なのではないかと思います。

 

この疑問に対し、以前考察した際には、フリーザ一族は成長に従って姿が変わっていく種族で、戦闘力を抑えるために前の形態に戻ることもできると想定し、コルド大王はまだフリーザにおける1回目の変身相当までしか成長できていないと考えました。

今でもこの前提の認識は変わっていません。映画「ブロリー」に登場した昔のフリーザは、その後のフリーザよりもやや幼い外見でしたし、アニメオリジナルのバーダックが過去に遭遇したチルドは、そのフリーザよりも更に幼い外見でした。特に「ブロリー」でのフリーザの描写が、フリーザ一族が成長とともに外見が変わる種族であることを証明しています。

 

つまり、コルド大王は1回分の変身しかしていない状態で成長が止まっているが、その子であるフリーザは(クウラも)更なる進化を可能としている、という想定で良いのではないかと思います。クウラの4回目の変身やゴールデンフリーザの姿から分かるように、フリーザ一族は一定以上のレベルでパワーアップすると見た目が変わるのです。

 

そもそも、コルド大王が変身できるのであれば、トランクスの剣を奪おうとする前に変身していたはずです。剣を奪うにしても、よりパワーアップしてからの方が確実でしょうし、万策が尽きているから敵の武器を奪うしかないと判断したのでしょう。

 

コルド大王の戦闘力に関しては、かなりざっくりした印象しか与えられていません。フリーザともう一つ「同じくらいの気」と表現されており、どのくらいのレベルなのかイメージが湧きません。

当時のメカフリーザがどのくらい気を発していたか(100%状態に匹敵するのか、50%レベルの状態なのか)も定かではありませんが、少なくともフリーザ最終形態に匹敵する力でなければ当時のベジータやピッコロならなんとか戦えるレベルだった可能性があり、その2人が絶望していたことを考えるとコルド大王がフリーザ第2変身以上の戦闘力を持っていた可能性は高いかなと思います。

最終形態のフリーザが自分にほこりを付けたのは「親以外」では悟空が初めてと表現していたあたり、最終形態にほこりを付けられるレベルならその時点でのベジータより強いのは確実であることから、コルド大王は見た目とは異なりフリーザ第1変身よりは圧倒的に強いことが想像できます。

メカフリーザの見立てでは超サイヤ人の悟空を「ボクとパパの2人でかかれば絶対に倒せる」と言い切っていたあたりに、当時のフリーザと比べても見劣りしないレベルの戦闘力を持っていたことが分かります。実際、ナメック星での「ほとんど瀕死の状態の」悟空が変身した超サイヤ人レベルなら、勝てていたのかもしれません。

 

つまり、コルドは変身こそしていないものの、フリーザ第1変身相当で第3変身の50%未満くらいの戦闘力は持っていたものと想定できます。それはそれで凄いと言えますね。フリーザは潜在能力がコルドより高い分、わずかな成長で変身することができたのかもしれません。

実際に、フリーザが本気で修行した結果、ゴールデンフリーザにならずとも、超サイヤ人ゴッドの力を取り込んだ通常形態の悟空(=超サイヤ人3より圧倒的に強い)にやや劣るくらいの戦闘力になれたわけですから、その伸びしろは半端なかったということになります。

 

前の考察のようにポケモンに例えるならば、コルドはヒトカゲLV100で、フリーザリザードンLV50というイメージでしょうか。ゴールデンフリーザはメガリザードンLV100ですね(笑)。