アニメオリジナルまで含めると、超サイヤ人1以上超サイヤ人2以下くらいの戦闘力の敵は実は結構多くいます。原作のセルとダーブラ、劇場版のブロリーとボージャック、ゲームオリジナルのハッチヒャックあたりが、そのくらいの戦闘力に当たります。これらの強さの序列はどんなものなのか、というのはよく議論されます。
少年時代の超サイヤ人2悟飯を基準に考えた場合、一撃で敗れたボージャックよりは、ほぼ互角の押し合いになったセル（再生後）の方が強いということは想像できます。ダーブラは青年悟飯には押し気味でしたが、未来の超サイヤ人2トランクスには敗れていますし、悟空とベジータがそこまで脅威に感じていなかったことから、本来の超サイヤ人2なら普通に勝てるレベルなのでしょう。よって、セル＞ダーブラ＞＝ボージャックというのはなんとなく想像できます。
問題はブロリーで、イメージ的には一番強そうなんですが、Z戦士の気を集めた悟空で勝てていることを考えると、それでは勝てなそうだったセルよりは弱い気がします。劇場版2作目でも悟飯と悟天（と悟空）のかめはめ波で太陽まで吹き飛ばされているあたり、セルと大差ないレベルであると言えます。ブロリーの場合は肉体の耐久力が異常に高いのが特徴で（セルが粉みじんに吹き飛んだ悟空のゼロ距離かめはめ波でノーダメージ）、そういう意味では戦闘力自体は超サイヤ人2と大差ないが物理的にダメージを受けない善ブウに近い存在なのかもしれません。
ハッチヒャックは「パワーだけならブロリー以上」というのが唯一の比較基準ですが、ベジータのファイナルフラッシュで無傷なので、耐久力もセルより上かもしれません。必殺技のチャージに時間がかかるという致命的な弱点があるので単純な戦闘力では最強かもしれませんが、倒せるかという意味では倒しやすい敵とも言えます。
おそらくイメージ的にはこんな感じです。
セル：単純な戦闘力では最強。再生能力が高い。
ブロリー：耐久力がセル以上であるため、まともにダメージを与えられない。
ハッチヒャック：パワーはブロリー以上、耐久力はセル以上だが弱点あり。
ダーブラ：セルにはやや劣る。ただし魔術を使える。
ボージャック：セルに劣る。
再生前のセルはダーブラと同等以下くらいの可能性はあると思います。超サイヤ人2に手も足も出てませんでしたので。
ブロリーは1作目の悟空の一撃で死んだように見えて死んでませんでしたし、星の衝突で戦闘が強制終了しただけなので、やはり耐久力だけは異次元であったように思います。あのタフさは肉体が強いだけというよりは、気の防御力の高さ込みなんですかねぇ。
ボージャックには何も語ることがありませんが、特殊な出自ではないただの宇宙人にしては強すぎるので、どういうルーツだったのか謎ですね。同人のマルチバースではフリーザ一族に対抗するための強化人間が制御できなくなったって感じでしたが、あの一味を界王4人で封じられるならフリーザも封じてほしかったですね（笑）。後付け的には倒そうと思えば界王神がいつでも倒せるレベルでしたし、自分の代行扱いにしていたビルスが許さなかったのかもしれませんが。てか、ダーブラにビビッてた界王神ではボージャックにも勝てなかったでしょうし、だから封じたのかもしれませんね。
