どらごんぼーる考察

がんだまぁBlogからドラゴンボール記事を移植しました。以後ドラゴンボール考察はここで展開します。

未来の悟飯は何故生き残れたか

未来世界では、人造人間に大半の戦士が殺され、唯一生き残った悟飯がトランクスを鍛えるという背景が明確な現代との違いになっていました。

 

ところで、人造人間たちとの戦いで、何故悟飯だけが唯一生き残ることができたのでしょうか?ピッコロあたりがかばったのでしょうか?

 

メインの時間軸では、悟飯はセルゲームまでほとんど前線に出てきませんでした。その要因は、当初ヤジロベーを助けに行く役割を任されたことと、その後心臓病を発症した悟空を連れ帰る役割を与えられたことです。

未来の時間軸では、悟空は早々に心臓病を患って死亡していますし、他の戦士も殺されてしまったのですから、悟飯が誰かを助けるために一時離脱したとは考えにくいものがあります。

 

そこでポイントとなるのはやはり、その悟空が早期に死亡しているということかなと思います。

メインの時間軸では、人造人間が来襲することが知らされていましたので、悟飯は悟空やピッコロと修行していました。しかし、悟空が死に、人造人間が現れることを知らない世界ではどうだったでしょうか?

おそらくセル編後やブウ編後の悟飯同様、修行はろくにせず勉強に専念していたはずです。だから、その後人造人間が現れたとしても、すぐに戦いにはいかなかったのでしょう。修行していないから腕も落ちているでしょうし、気を感じられない相手で強さも分からないため、まさかフリーザよりも強いとは誰も思わず、ピッコロやべジータがいれば十分と考え悟飯を戦わせようとする者はいなかったはずです。

 

しかし結果的には全滅してしまい、戦いに行かなかった悟飯だけが生き残ったとなれば、悟飯としては自己流でも修行して自分が強くなるしかないと考えるしかありません。

未来の悟飯はどうやって超サイヤ人になったのか、ピッコロたちが殺されたからかと言われることもありますが、そんなに早期に超サイヤ人になれていたら、10年以上も戦い続けてずっと超サイヤ人のままそれ以上パワーアップせずにいたことも逆に不自然のような気もします。

 

そうではなく、未来の悟飯は当初修行をやめていたと考えれば、そもそもメインの時間軸よりもだいぶ戦闘力が落ちたところから悟飯の修行がスタートして、しかもピッコロたちの死に様も見ていないので超サイヤ人にも覚醒できず、かなり長い間修行に明け暮れていたのではないかと考えることができます。

案外、初めて外伝に登場した当初の未来悟飯は、割とまだ超サイヤ人になったばかりだったのかもしれません。だとすれば、ちょっと修行しただけで人造人間に勝てると思って返り討ちにあったのもなんとなく分かるような気がします。何回も戦ったことがあるなら、力の差を知っていてもう少し慎重になっていたでしょうからね。

 

このように考えると、未来の悟飯の修行過程が少し想像しやすくなり、また10年以上修行した悟飯が超サイヤ人1で止まっていることにも(単に修行のアイデア不足だったという理由以外で)納得できるのではないかと思います。