どらごんぼーる考察

がんだまぁBlogからドラゴンボール記事を移植しました。以後ドラゴンボール考察はここで展開します。

神コロ様の戦闘力

 ピッコロはセル編後半以降、まともに戦闘に参加することがなかったため、実際のところどのくらいの戦闘力だったのか、いまいち分からないままとなっています。久々に実戦参加した「復活のF」ではフリーザの部下に苦戦するほどで、「力の大会」ではあまりガチの強者と戦わなかったのでどの程度かよくわかりませんでした。

 作中の描写から、もう少しピッコロの強さを考察してみたいと思います。

 

 

 ピッコロの戦闘力がはっきり分かった最後の場面は、フリーザ戦です。戦闘力100万以上とされるフリーザの1回目の変身の姿に対し、重りをつけたままで互角以上に戦っていたことから、ピッコロの戦闘力もまた、100万以上であったと思われます。

 その後、フリーザに2回目の変身をされて簡単に逆転されたところで、強さの序列はよくわからなくなりました。その後瀕死から復活を遂げたベジータはピッコロの戦闘力を上回っていたと思われますが、それでも最終形態のフリーザに手も足も出なかったので、この時点でのピッコロは完全に戦力外です(悟飯とクリリンの気を分けてもらった上で、不意打ちでフリーザを海まで蹴り飛ばすのが精一杯でした)。

 

 人造人間が現れるまでの3年間は、悟空と悟飯と共に修行し、それなりのパワーアップを遂げたようです。人造人間20号を圧倒できるくらいの戦闘力は持っていました。ただこの20号の戦闘力自体が不明で、超サイヤ人には手も足も出ないレベルというだけであるため、例えばフリーザと比べてどっちが強いのか、と言われると謎です。強さの見積もりはベジータ戦の悟空で止まっていますしね。

 ピッコロが3年間の修行でフリーザを圧倒できるレベルまでパワーアップしているとは考えにくいので、20号の戦闘力は多く見積もってもフリーザのに最終形態と第2変身の間程度だったのかなと思います。

 

 その後、ピッコロは神様と融合することで、超サイヤ人を上回るパワーアップに成功します。とは言え、17号と全くの互角で勝敗がつかず、スタミナの差で徐々に不利になってきたというくらいなので、超サイヤ人とそこまで大きな差があったようにも思えません。

 ベジータは18号と戦った際、当初は押し気味に戦っていました。18号は17号には戦闘力で劣るということ、超サイヤ人の方がスタミナ消費が激しいということから考えると、神コロ様は超サイヤ人より気の消費が少ないというメリットがあるだけで、超サイヤ人ベジータと比べると18号と17号の実力差くらいの差しかなかった可能性もあると思います。

 

 その後ピッコロは、精神と時の部屋で修行をしてかなりパワーアップした(悟空に「レベルそのものが上がってる」と言われた)ようですが、当然ながら完全体のセルには遠く及ばないレベルでした。ただベジータ、トランクスくらいしかまともに戦えていなかったセルジュニアにやられずに済んでいたので(作者がピッコロを描くのを忘れていたっぽいのですが、とりあえず倒されてはいなかった)、「超ベジータ」くらいの戦闘力にはなっていた可能性があります。

 

 ただ、だとするとそんなピッコロが「ドドリアザーボンに匹敵する」という程度のシサミに苦戦するのは解せないものがあります。それまで大量の兵士を倒していて気を消費していたにしても、実力差が大きすぎます。おそらくシサミが戦闘力をコントロールできるタイプで、真の実力はもっと大きかったということなのだと思いますが、「超」で描写が修正されたのでやはり無理があるということなんでしょうね。まぁピッコロがかなり消耗していたということにしておきます。悟飯のように修行をさぼって戦闘力が大幅に落ちているということも考えにくいですし。

 

 というわけで、ピッコロの最終戦闘力の基準は「セルジュニアに倒されなかったこと」であり、ここからセルの第2形態以上、その時点でのベジータトランクス以下くらいであったことが推測されます。ざっくり言えば、超サイヤ人以上超サイヤ人2以下ですね。ブウ編だとダーブラ以下ということになるので、まぁ活躍できる場があるわけなかったというところです。ヤコンやプイプイには勝てたでしょうけど…。