どらごんぼーる考察

がんだまぁBlogからドラゴンボール記事を移植しました。以後ドラゴンボール考察はここで展開します。

ビルスは何故超サイヤ人ゴッドと戦いたがったか

 破壊神ビルスは、あまり仕事熱心な神ではありません。その責務を果たさないがために、魔人ブウの暴走もフリーザの跳梁も許してしまっています。しかし、そのビルスが長い眠りから覚めてまで戦いたがったのが、超サイヤ人ゴッドでした。

 決してサイヤ人ではなく、特に強いヤツと戦いたがる性格でもないビルスが、何故そうまでして超サイヤ人ゴッドを求めたのでしょうか。

 

 結論から言うと、ビルスは破壊神の座を誰かに譲りたいのだと思います。ビルスは何度か悟空に破壊神にならないかと誘っていますし、フリーザに譲ってもいいとくらい思っていそうな節が見られます。おそらく、本人は破壊神の責務というものが好きではないのでしょう。

 何故ビルスが破壊神になったのかというくだりが不明なため、現時点では状況証拠からしか推測できませんが、ビルスは基本的にめんどくさがりで、破壊神の役割をしっかりこなそうなどとは思っていないことがわかります。

 おそらく、ずっと破壊神の後釜を探していて、やっと見つけた「神の領域」の存在たる超サイヤ人ゴッドの兆しが見えたために、それを強く求めたのだと思います。今のところ、それくらいしか説明がつきません。

 フリーザを放置していたのも、フリーザに破壊神の役割を与える可能性を検討していたからなのではないでしょうか。性格的に、破壊神になってしまったら色々と世界がヤバいことになりそうですが、やらかしたら全王に消されてしまいますし、お目付け役の天使もいますので、仮にフリーザが破壊神になったとしてもそこまで自由にはなれないのかなと思います。だからこそ、ビルスもその役目に息苦しさを感じているのかもしれません。

 

 話の流れから考えて、ビルスの後を悟空が継ぐという可能性は考えられません。かつて地球の神の座も譲られそうになりましたが、当然断っているのが悟空です。しかしもしかしたら、次に鳥山明氏がシナリオを書くときが来たら、ビルスの後継問題というのももう少し話に絡んでくるかもしれませんね。すでにバトルロイヤル編でも、他の宇宙では破壊神クラスのキャラと破壊神の関係性が描かれ始めていますし、ビルスと悟空の関係も、もう少し違ったものになるかもしれません。