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どらごんぼーる考察

がんだまぁBlogからドラゴンボール記事を移植しました。以後ドラゴンボール考察はここで展開します。

ドラゴンボールZ 復活のF 感想

作品感想

 ドラゴンボール考察派の一人としては外せない映画、今回も見てきました。

 まぁ、相変わらず鳥山氏の設定観念はガバガバだったわけですが(笑)それでも悟空のパワーアップとか人間性の部分については、ちゃんとしっかり描かれていたのかなと思います。なので細かいことを突っ込むとめちゃくちゃな内容ではありましたが、個人的にはすんなり心に落ちたストーリーでした。

 何故かということについては、ネタバレ全開でいきます。


 まずエンターテイメント的な感想としては、フリーザはどうやって復活してどうパワーアップしたんだろう、と思っていたんですが、普通にドラゴンボールで蘇って本気で修業したら超サイヤ人ゴッド並みに強くなりましたという理屈もあったもんじゃない内容でした。まぁフリーザ一族は血統的にはサイヤ人よりも優れていて、破壊神の領域に到達できるポテンシャルがあるということにしておきましょう。

 フリーザが悟空への復讐の為に地球に乗り込んでくるのは、かつて同じことをやろうとしたわけですから当然の流れで、悟空が来るまで仲間たちでしのぐというのも至極まっとうな流れでしょう。しかし、餃子とヤムチャは置いてきたという明らかにネットでネタにしてくださいと言わんばかりのセリフを言わせておいて、それよりも戦闘力が低いであろう亀仙人がやってきたかはかなり謎ですね(笑)18号さえ置いてきたのに何故クリリンに連れて行くよう頼んだのか、その経緯は気になるところです。まぁ昔から劇場版ではちょくちょく戦う姿を見せてはいたんですけどねぇ。悟天とトランクスが出てこないのはたぶん尺の問題なんですが、フリーザが来た時点で気でバレると思うんですが…まぁ完全に尺の事情なんで突っ込むのは野暮なところなのかもしれません。
 亀仙人以外では、フリーザの部下で一番強そうな奴にピッコロが苦戦するのはちょっと解せませんでした。ピッコロさんは修業サボってないと思うんで、最低でも17号と互角だったレベルの力は持っていると思うんですけどね。まぁ悟飯が活躍する前フリだったんで、仕方ないんですが。
 悟飯は修業サボってたせいでかなりパワー落ちてるみたいですね。アルティメット悟飯とは何だったのかということについては、後日考察するつもりでいるんですが、とりあえずGTとの整合性は取れました。しかし一時は全戦士最強まで上り詰めたのに、ナメック星時代の立ち位置まで戻ってしまったのはちょっと悲しいですね。超サイヤ人になる間もなかったとはいえ、フリーザにパンチ一発でKOされるのは、いつかの映画のリベンジということになるでしょうか(笑)

 悟空とフリーザの対決は、昔の方が見応えがあったかなぁというのが正直な感想です。水中からの奇襲とか、「今度は死ぬかもね」とか、左手だけで戦うとか、20倍界王拳とか、うんあの戦いはやっぱり名作でしたね。今回はなんかただゲーム的にボコスカやってるだけという印象でした。まぁその中でも、「こんなもの…!」とか大地を斬ったりとか、かつての戦いを彷彿させる要素はありましたが。
 またフリーザが結局ビルスウイスには及ばないのと、悟空とベジータが二人でかかれば負ける相手ではないという意味で、かつてのフリーザ魔人ブウほどの脅威が感じられなかったのも、盛り上がりにかける要因かもしれません。悟空が光線銃で不意打ちを食らってしまうというのももう少し演出の仕方を考えて欲しかったなぁと思います。

 ただ、そんな突っ込みどころ満載の内容でも納得できたのは、フリーザへのとどめの刺し方でした。展開としては、悟空が不意打ちで倒され、ベジータが代わりにとどめを刺そうとしたところでフリーザが地球を破壊してしまい、ウイスの力で時間を戻して悟空がすぐフリーザにとどめを刺す、という演出なんですが、これは以前も指摘した「悟空は勝利した相手には絶対にとどめを刺さない」というキャラクターだからこその演出なんですよ。そしてピッコロやベジータ、ブウなどと違って仲間になる要素が微塵もないフリーザに対し、悟空はとどめを刺しきることができなかったんです(トランクスが倒しましたが)。それが何十年越しかにして、ようやく悟空は本当の意味でフリーザにとどめを刺したんですよ。これは凄く大きいことだったんじゃないかな、と思いました。
 個人的には、悟空は悪人にとどめを刺さないキャラで居続けて欲しかった気もするんですが、そういった非情になりきれないことによって大切なものを失うこともある、と悟空に気付かせるための物語が今回の映画だったんだなと考えると、非常に意義深い内容であったように思ったのです。フリーザはそのために蘇ったのだと。

 かつての悟空も、セルにとどめを刺せと悟飯に言ったように、悪い奴のとどめは刺さなきゃいけないとわかってはいたんですよ、たぶん頭では(未来のトランクスと初めて会った時にも、フリーザは自分がとどめを刺すべきだったと言っていましたしね)。でもそういうとどめを自分がささなきゃ逆にやられてしまうような殺し合いに巻き込まれること自体がもう嫌になってしまったから、セルとの戦いでは自らの命を投げ出してしまった部分もあったんだと思うんですよね。ただその後生き返って生き続けることになった以上、そういう甘さはどこかで克服しなきゃいけなかった、ということなんだと思います。

 なのでやっぱり鳥山明という人は(かなり周囲に説得されて嫌々関わったっぽいですが)、細かい設定はめちゃくちゃでも、話の筋はしっかり考えてキャラクターを作る人なんだなぁ、と思ったのでした。新しいテレビシリーズでどういう展開を作るのかは、少し楽しみにしたいところです。


 以下、設定面でのツッコミ!

1.ドラゴンボールでは1年以上前に死んだ人は生き返られないんじゃなかったっけ?
 →そんなもんデンデが作り直した時にどうにかしたんだよ!

2.悪人は死ぬと魂が浄化されて生前の姿と記憶を失うんじゃなかったっけ?
 →そんなのアニメ版でも守られてなかったし今更どうでもいいんだよ、あれはベジータは死んでも悟空にあの世で会えないって話をピッコロがしただけ!

3.地球のドラゴンボールでかなえられる願いは最終的に3つにならなかったっけ?
 →あれ作者めっちゃ適当だから!最初2つになったのに後から急に3つになって、その後「たくさんの人を生き返らせちゃうと2つに減る」という設定に変わったから!フリーザ1人生き返らせたのに2つだったのはなんでだって?フリーザ様はめっちゃ強いからなのと、かなり昔に遡ったから神龍のエネルギー凄い使ったんだよきっと。もしくはデンデがやっぱり2つに減らしたとか、そもそも3つになってたっていう方が間違いだったとか。

4.フリーザが戦闘服ごと再生してるのは何故?
 →知るかボケ!


 あととりあえず超サイヤ人ゴッドの力を取り込んだ青い超サイヤ人(神と神の終盤で悟空がなってた超サイヤ人の完全版でしょうね)の正式名称はちゃんと考えてあげた方がいいと思います…。ゲームでは超サイヤ人ゴッドSSって表記されてるみたいですが。まぁゴッド化した後に超1になるとあれになるってことなんでしょうから、もう金髪の超サイヤ人にはなれないのかもしれないですけどね。だとしたらGTは完全になかったことになります。

 まぁ、ドラゴンボールビジネスはまだまだ続くということで、ガンダムとは別の形の因果の果てをこれからも見守っていこうと思ったのでした。