どらごんぼーる考察

がんだまぁBlogからドラゴンボール記事を移植しました。以後ドラゴンボール考察はここで展開します。

ドラゴンボールの戦闘力を真面目に考察

 いよいよ触れてはいけなそうな禁断の領域・ジャンプインフレの象徴の一つである戦闘力に足を踏み入れてみたいと思います。

 ここでは前提条件として、ドラゴンボール大全集等の書籍に記載されている数値は一切無視して、原作に出てくる数字のみを基準に考えます。アニメオリジナルも無視です。

 まず、戦闘力という概念が最初に登場するラディッツ戦から順を追ってみます。

 最初に戦闘力が描写されたのは、一般農夫の5という数値でした。ここで成人男性はだいたいそのくらい、という基準が示されます。
 次にピッコロの322という数値が出ます。一般人の60倍以上、まぁ都市一つくらいは消せるのでそれくらい差があっても当然でしょうか。
 ピッコロに対し悟空は334でした。しかしこれは重りをつけていたときの数値で、外すことによって悟空は416、ピッコロは408まで上昇します。戦闘力は基本的に気の量と同義なのですが、それを考えると重りをつけることで発散される気の量も抑えつけられていることになります。行動が制限されるため…ですかねぇ。
 ところで、ラディッツは基本的に戦闘力を口に出して言っているのですが、悟空とピッコロの数値だけは口に出していません。ピッコロがショックを受けるから作者が気を使ったんでしょうかね(笑)
 しかし、上記の戦闘力はあくまでも通常時のもの。技を使うときは、戦闘力はさらに上昇します。悟空がかめはめ波を撃った時の数値は924、ピッコロの魔貫光殺砲は1330でした。魔貫光殺砲は全エネルギーを指先だけに集める技ですし、かめはめ波も元々の説明は「体内の潜在エネルギーを凝縮させて一気に放出させる大技」でした。そのため、通常時よりもはるかに大きな気を放出することから、戦闘力も上昇するというわけです。

 ところで、このように技を使うときだけ戦闘力が上がる、という描写は、このラディッツ戦と、悟飯がナッパに魔閃光を撃った時くらいでした。ほかの場合は、どちらかというと力を込めて気を開放した時に上昇する描写が多かったように思います。また、ラディッツ戦での悟空とピッコロの戦闘力に比べて、ナッパ戦でのクリリン達の戦闘力は少なくとも1200を超えており(栽培マンが1200であるため)、神様の元などで1年間修業した彼らが、悟空に敗れてから5年間修業したピッコロよりもはるかにパワーアップしているのはどうにも解せないものがあります。しかし、ピッコロの戦闘力を魔貫光殺砲使用時の1330として考えると、現実的な数値であるように感じられます。

 つまり、ラディッツ戦からナッパ戦までの間に、戦士たちは「必殺技の使用時と同等の戦闘力を通常戦闘でも発揮できるようになった」と考えることが可能なのです。この頃から、「周囲の気を探る」という能力や「一気に気を高める」という行為が見られるようになったのは、そのためなのではないでしょうか。
 それまでのかめはめ波などの大技を使うときしか高めなかった気を、通常状態でも発揮できるようになった結果、基本戦闘力が1000を超えるレベルに達することができたのではないでしょうか。界王拳は、それをさらに限界を超えたレベルまで瞬間的に高めることができるものと言えます。その分負担が来ることから、戦闘力を借金しているようなものですね。上げた分、後で下がるという意味で。
 その証拠に、その後も悟空たちは通常時には戦闘力を抑えており、スカウターの数値をは著しく低い値を示しています。ナメック星に到着した時の悟空も、通常の戦闘力は5000と出ていました。そうであるならば、ラディッツ戦での悟空の通常400、本気で900という数値も低すぎることはなかったと言えます。
 なお、ラディッツの戦闘力は作中では明言されていません。ドラゴンボール大全集では1500とされていますが、はっきりとは根拠がないと思います。確実なのは、栽培マンの1200は超えるであろうということですね。ただ悟飯の1307の攻撃でダメージを受け、1330の魔貫光殺砲で貫かれたところを見ると、低く見積もって1300でしょうね。

 ナッパとベジータに比べて弱すぎるよねというラディッツですが、本人の言動はともかくサイヤ人内でのポジションは一般兵レベルだったんでしょうね。ベジータとナッパがフリーザ軍でいうギニューとザーボンぐらいのポジションだとすると、ラディッツはアプールレベルでしょう(苦笑)。ただ生き残りの数少ないサイヤ人だから一応つるませてもらってたって感じなんでしょうね。

 続いてナッパ戦についてですが、戦闘力についてははっきり明言されていません。戦う前に悟飯、ピッコロ、クリリンの戦闘力は981、1220、1083と明言されましたが(誰がどれとははっきり描かれていませんが、アニメで明示されてたようです)、そもそも戦闘中に変化するんだから今の状態で見ても意味がないとベジータに言われ、以後スカウターで測るのをやめてしまっています(つーかナッパは壊しちゃったし)。ただ、ナッパが地球に到着した時に「戦闘力1000を超える反応がひとつやふたつじゃない」と言っているため、少なくとも天津飯の基礎戦闘力は1000を超えていたんじゃないかなと思います。
 この時点でのピッコロたちの最大戦闘力は不明です。悟飯は2800でしたが、ベジータと戦ったときはもうちょっと上がっていたでしょうし、悟飯の魔閃光よりもピッコロが背後から撃ったエネルギー波の方が痛そうにしていたので、ピッコロの戦闘力はそれ以上だった可能性があります。大全集だと3500でしたし。

 クリリンの戦闘力については、ナメック星でフリーザの手下を倒した時の戦闘力が1500程度だったので、少なくともそれくらいまでは上昇していたことになります。ベジータ戦後にそんなに戦闘力上がってないでしょうし。
 そしてナッパの戦闘力についてですが、よく悟空が近づいてきたときの戦闘力5000でうろたえていたからそれ以下だ、と言われるのですが、その割に戦闘力8000以上の悟空の攻撃に何発も耐えてそこそこ戦えていたことから、5000以下は低すぎるという意見もあります。

 戦闘力5000を聞いた時のリアクションは、あくまでも過去の悟空の戦闘力やそれまで戦っていたピッコロたちの戦闘力に比べ、あまりにも高すぎることからの反応のように見えます。一方8000以上と聞いた時のリアクションは、あきらかに自分以上であるというような反応に見えます。そのことから、実際のナッパの戦闘力は5000~8000の間と考えた方が妥当かなと思います。そもそもドラゴンボールの世界では、戦闘力が半分程度の相手は瞬殺することができるように描かれているので、ちょっとナッパが4000は低すぎるように思いますね。
 なお、この時のベジータの戦闘力は、18000であったことが明言されています。そのため悟空の界王拳未使用状態での戦闘力は、2倍では及ばず3倍で上回ったことから、8000~9000の間と考えられます。なお、3倍界王拳かめはめ波ギャリック砲と互角だったのは、最初の3倍界王拳でかなり戦闘力が落ちていたからだと思われます。おそらく6000程度に下がっていたのでしょう。

 その後の戦闘力描写は、主にベジータを中心としたものになっていきます。キュイは18000、治癒後のベジータは24000でした。ザーボン(基本形態)とドドリアはそれ以下とのことですので、18000~24000の間ということで、大全集ではそれぞれ23000と22000とされていました。
 変身後のザーボンに敗れて治療された後のベジータの戦闘力については、リクームと戦ったときに「30000近くまで上がった」とあるので大体29000くらいと考えられます(これ、コミックでは20000近くと書かれているんですが、修正されているバージョンがあるそうです)。となると変身後のザーボンもそのくらいかなと思います。というのも、ベジータザーボンとの2回目の戦闘の際、「油断しているうちに大ダメージを与える」というプランを立てています。これは、逆に言えば油断していないと簡単にはダメージを与えられないことを意味しています。大ダメージを与えれば、相手の戦闘力は下がるので、とどめを刺すのは容易になるというわけです。キュイやドドリア、ジースと戦った際はそのような戦い方はしていないので、これらのキャラに比べると、実力差はかなり小さかったものと考えられます。

 また、ギニュー特戦隊の戦闘力については、ギニュー隊長が120000であること以外明言されていません。

 グルドが10000という大全集の数値は妥当だと思いますが、リクーム・ジース・バータの戦闘力は、ベジータ以上悟空以下としかわからないためはっきりしません。ただ、おそらく60000以下であるのは確実だと思います。というのも、ギニューが当初悟空の戦闘力を見立てた時の数値がそれだからです。この時点で、リクームとバータが倒されていたことを知っていての予測であるため、彼らを倒せるレベルということで60000と予測したのでしょう。ベジータ以上なので、30000~60000の間というところでしょうね。

 最長老に力を引き出してもらった悟飯とクリリンの戦闘力についてですが、グルド戦で10000を超えたという表現をされていたので、10000以上は確実です。ただ20000を超えていたら言い方も変わると思うので、20000以下なのも間違いないですね。

 ただ悟空とチェンジした後のギニューの戦闘力は23000でしたが、このギニューとは2人とも互角以上に戦えていたので、10000台後半だったのかなと思います。悟飯はギニューの気弾が通じなかったので、一度死にかけて復活したこともあってもっとパワーアップしていたと思います。その後フリーザに対してキレたときには、1000000以上の戦闘力相手を吹っ飛ばしてましたし。

 また、ナメック星到着時点での悟空の戦闘力は、界王拳を使って180000であることから90000と大全集では記されていましたが、実際には何倍界王拳であるかを明言していない、また界王拳の最低倍率が2倍であることも明言されていないことから、断定はできないかなと思います。ただ、界王拳を知らないギニューの見立てが85000くらいだったことを考えると、90000は妥当な数値かもしれません。ただそもそも、この頃から悟空は攻撃の瞬間しか戦闘力を高めなくなっているので、通常時の戦闘力は意味を成さなくなっていますね。これ以降あまり戦闘力が明示されなくなるのは、単にインフレが進みすぎているからだけではなく、そもそも常時戦闘力を上げっぱなしという戦闘が減ったからなのだと思います。常時出しっぱなしだと、地球がいくつあっても足りないくらいのエネルギーを持っているキャラ同士の戦いになりますからね、ここから先の領域は。

 フリーザ戦でのベジータの戦闘力ははっきりとはわかりません。全力でぶつかったときの息の切れ方から、5300000には届いていないとは思いますが、対抗できたことから近い数値にはあったように思えます。また1800000まで測れた新型スカウターが壊れたため、それ以上であることも間違いありません。そもそも、「サイヤ人は死にかけてから回復すると戦闘力が上がる」という設定がきわめてご都合主義で、その上昇率に法則性が見出せません。

 ベジータ:18000→24000→30000程度→180000以上→少なくとも100万以上
 悟空:8000~9000→(仙豆4つ消費)→90000以下→少なくとも100万以上

 ベジータは途中までは1.3倍くらいの倍率、悟空は1.8倍くらいの倍率で成長していると思われるのですが、途中から上昇率が跳ね上がっています。フリーザの数値に追いつくためということになるので、結局のところフリーザの数値にインフレの原因があるように思えますね。

 そのフリーザですが、530000という数値は動かすことができません。さらに変身することで100万以上という言葉が出てきており、これが最後の具体的な数値の言及となっています。
 この数値がインフレかというと、実はそうでもなくて、仮に悟空のナメック星到着時の戦闘力が90000だったとして、その10倍界王拳の900000まではその時点で出せたことになるわけですから、100万にわずかに及ばないという絶妙な数値ではあります。その悟空がパワーアップすることでフリーザに対抗できるようになってそうだけど、最終形態のフリーザはそのさらに上だった…という演出なので、基本的に「10倍界王拳で2回目の変身のフリーザまでは対抗できるが、最終形態には及ばない」というラインを守れていればいいのだと思います。

 もっと言ってしまえば、「ベジータは基本形態のフリーザには対抗できるが、変身後には及ばない」「ピッコロは1回目の変身のフリーザまでは対抗できるが、2回目の変身には及ばない」というポジションを守る戦闘力が妥当な数値なのかな、と思います。しかし、悟空には界王拳があるためある程度戦闘力をブーストできますが、ベジータやピッコロにはそれがないのに、フリーザの戦闘力に対抗しなければならないため、インフレが起きているとも言えますね。100歩譲って「ピッコロは界王様の修業を受けたのだから、描写がないだけで界王拳を使えている」と解釈したとしても、ベジータにはそれがないためベジータのインフレだけはどうしても説明できません。やはり天才だということにするしかないんですかねぇ…。

 とりあえず、ベジータは29000くらいから一気にフリーザに対抗できる戦闘力まで上昇したことになるので、10倍以上のパワーアップを果たしていることになります。20倍だとフリーザを超えてしまうので、せいぜい15倍くらいってことでしょうか。つまり450000くらいになっていると。その後もう一度死にかけてデンデにより復活した時も同じくらいのパワーアップ倍率だとすると、45×15で675万となります。
 悟空も同じように15倍程度パワーアップしたとすると、90000程度から135万程度まで上がったということになります。それの20倍界王拳が2700万、フリーザのフルパワーがその倍以上だとすれば5500万くらいですかね。それ以上の超サイヤ人は6000万程度だとすると、実質40~50倍界王拳レベルってことになるのでいい感じです。

 ただ、注意したいのはこの時の悟空とフリーザは、戦う中でかなり戦闘力を落としているということです。悟空の場合、10倍界王拳を使いながらフリーザと戦いダメージを受け、さらに20倍界王拳を使ってほとんどのエネルギーを消費しています。その上、元気玉を作っている間にもかなりのダメージを受け、元気玉の使用でもある程度のエネルギーを使っているはずです(魔人ブウに使ったときは悟空自身の気が足りずに押し返されそうになったため)。そのため、この時点での悟空の戦闘力はほとんど無いに等しい状態だったはずなのです。
 一方のフリーザも、20倍界王拳ではそこまでダメージを受けなかったようですが、元気玉の直撃で本人が「死にかけた」と言っているので、相当のダメージを受けているはずです。そのため、フリーザの最大戦闘力は確かに5500万くらいあるかもしれませんが、実際に作中で戦った時の戦闘力は、それに遠く及ばないものであったと思います。
 悟空は、フリーザ以上のダメージを受けていたがために超サイヤ人になってもフリーザと互角に見える程度だったのであって、双方万全であればやはりトランクスのように瞬殺できるくらいのパワーアップをしていたのかもしれません。

 なお、超サイヤ人は悟空の身体がぼろぼろであっても普通に戦える状態になっていたことから、界王拳のように戦闘力だけを上げるものではなく、肉体そのものもその戦闘力に耐えられるだけの強化が行われるものであると考えられます。これは、ベジータとトランクスが超サイヤ人を超えようとしてさらに肉体が強化されたことからも、明らかでしょう。
 超サイヤ人になったら界王拳は使わなくなったのも、界王拳が「肉体をそのままに戦闘力だけ上げる」技であるのに対し、超サイヤ人が「肉体含めた全てを強化する」という変身であるためでしょう。ただそれはそれでかなり身体に負担をかけているということなので、超サイヤ人の上に界王拳を重ねるのはかなり危険であったのだと思います。悟空がアニメで超サイヤ人状態の界王拳を使っていますが、あれは死んでいるあの世だからこそできたのだと思いますね。

 ピッコロの戦闘力は、100万以上のフリーザに対抗できていたのでやはり同じくらいはあると言えます。このピッコロはネイルと同化したものであるため、戦闘力42000のネイルが何らかの影響を与えていたと言えますね。
 ではネイルと同化するまえの戦闘力はどの程度のものだったのでしょうか。悟空は界王様と修業することで、基本戦闘力が400から5000に上昇しました。1.25倍のパワーアップです。ピッコロの戦闘力が3500であったと仮定すると、その1.25倍は4375…。正直話になりません。
 そもそも、ピッコロは同化前のネイルに「信じられんくらいのパワー」と評されていることから、ネイルと同等以上の戦闘力をその時点で持っていたことになります。また、ネイルはピッコロと同化することでパワーが「数倍になる」と表現しています。これがどのくらいかは定かではありませんが、10倍には満たないと考えると最大で9倍、これを100万で割ると11万程度…でしょうか。高すぎですね。ほとんどギニューレベル。そりゃアニメでチェンジの標的にされるわけです(笑)
 アニメじゃヤムチャたちもギニュー特戦隊以上の戦闘力になっているからピッコロが11万になっていてもおかしくない、という意見もありそうですが、界王様と修業しただけで11万はかなり無理があるんですよね。当時のベジータの6倍以上の戦闘力ということになるんですよ。
 この辻褄を合わせるためには、やはり界王拳を習得していたと考えるしかありません。ただピッコロは戦闘力を引き上げた分身体に負担が生じたという描写はなかったので、界王拳をアレンジして戦闘力をギリギリまで上げる技を身につけていたと考えられます。天津飯が界王様と修業することになった際に、同じ修行では悟空に追いつけないからポイントだけつかんで独自に技を磨く、と言っていました。ピッコロも、同じことを考えていても全くおかしくありません。
 そもそもピッコロはナメック星人なので、肉体に関しては地球人やサイヤ人よりも強化が容易なのかもしれません。神様と同化した後に本気を出したピッコロも、筋肉がかなり膨れ上がっていました。あの世では死なないので限界まで身体を酷使しまくって、悟空以上に界王拳を使いこなすことができるようになったのかもしれません。(そう考えると、神様と同化する前のピッコロが人造人間戦までに相当なパワーアップを果たしていたのも理解できます)。
 だとすると、11万の戦闘力は界王拳状態だと言えます。それが何倍界王拳かによるんですが…当初の悟空は2倍までしか許されていなかったのですが、ピッコロは肉体強化によりさらに上昇が可能になったと考え、またクリリンより弱いとは考えたくないので、20000以上はあると考えると、4倍界王拳だったなら27500、3倍なら36000というところです。このくらいが妥当ですかねぇ…。

 概算値をまとめるとこうなります。

ラディッツ戦時>
悟空:通常400→本気900
ピッコロ:通常400→最大1300(長いチャージ時間を要する)
クリリン:通常200
天津飯:通常250
ヤムチャ:通常170

ラディッツ:1200以上

<ナッパ戦時>
悟空:通常5000→本気8500→2倍界王拳17000→3倍界王拳25500
ピッコロ:通常1200→本気3000以上
悟飯:通常1000程度→本気1500→激怒2800(その後死にかけて回復しているため更にパワーアップの可能性あり)
クリリン:通常1000→本気1500
天津飯:通常1000以上

ナッパ:5000以上8000以下
ベジータ:18000

ギニュー特戦隊戦時>
悟空:通常5000→本気90000→界王拳180000→10倍界王拳900000
ベジータ:24000→ザーボン戦後29000→リクーム戦後430000
悟飯:20000弱→リクーム戦後23000以上(フリーザに一度やられてからさらにパワーアップ)
クリリン:19000程度
ネイル:42000

グルド以外の特戦隊→30000以上60000以下
ギニュー:120000

フリーザ戦時>
悟空:135万→10倍界王拳で1350万→20倍界王拳で2700万→超サイヤ人で6500万
ピッコロ:36000→界王拳で110000→ネイルと同化後100万以上
ベジータ:430000→デンデによる復活で650万?

フリーザ→530000→第2形態110万(2倍)→第3形態550万(5倍)→最終形態50%2750万(5倍)→最終形態100%5500万

<パワーアップの法則>
悟空は死にかけから回復すると1.8倍増
ベジータは死にかけると1.3倍増
悟空、ベジータ共に一定レベルを超えると死にかけからの回復で15倍
ピッコロとネイルの同化は10倍未満
フリーザの変身は1回で2倍、2回で10倍、3回で100倍(通常形態比)
超サイヤ人は50倍

 こう考えると、一番おかしいのは悟空とベジータが途中から死にかけからの復活で15倍パワーアップしているということです(苦笑)
 これこそインフレと言わざるを得ないのですが、無理矢理理由を作ると、サイヤ人の壁を越えて超サイヤ人になれるレベルに到達した時に、急激に戦闘力が上がるのかもしれません。
 ただ、ベジータは2度死にかけてその度に急激な上昇が起きていたことになります。そのため素の戦闘力は悟空よりもはるかに上ということになってしまうのですが…さすが王子としておくべきなのか、ベジータもピッコロのように自己流界王拳を身に着けていたと考えておくべきかというところです。
 ここはあえて後者を選んで考察してみると、ベジータがリクーム戦後に得たパワーアップは単純に1.3倍で38000くらいで、そこから10倍に戦闘力を引き上げることが可能となって380000くらいでしょうか。悟空のように1.8倍のパワーアップなら52000で10倍が520000、ちょうどフリーザに匹敵するくらいになりますね。そのあとデンデによる回復で15倍になったとすると780000、その10倍で780万。まぁこんなところが妥当かもしれません。

というわけで訂正。

ベジータ:29000→52000(10倍界王拳で520000)→デンデの回復で780000(10倍界王拳で780万)

 さらに、悟飯は混血だから2度15倍になっていると考えると、は19000×15×15で427.5万と第3形態のフリーザには及ばないものの大幅パワーアップを実現していたと考えることができます。悟飯はこの後精神と時の部屋で修業するまでそんなにパワーアップしていない(そもそもほとんど強敵と戦っていない)ので、2度の上昇で超サイヤ人2になる条件まで満たしていたのかも…しれません。しかもこれ、界王拳なしですからね(笑)

 超サイヤ人以上の領域は、先に述べたとおり、戦闘力で考察を行うこと自体が無謀です。そもそも瞬間的にしか力を引き上げていないからですね。ただ、戦闘力を引き上げる=それに耐えられる身体を作るということで、超サイヤ人のパワーアップが更なる肉体強化→平常時でも超サイヤ人でいられるよう身体を慣らす→あの世で身体能力を無視したパワーアップを行う、という段階を踏んでいるのは非常に理に適っています。鳥山明氏は、それなりに考えてインフレを発生させていたと思いますね。