どらごんぼーる考察

がんだまぁBlogからドラゴンボール記事を移植しました。以後ドラゴンボール考察はここで展開します。

何故フリーザはドラゴンボールで生き返れたのか

ドラゴンボールは死後一年以上経過した人は生き返らせることができない、というのが無印ドラゴンボールの頃からの設定でした。 しかし、フリーザは10年以上前に死亡したにも関わらず、地球のドラゴンボールで復活することができました。一言で言えばデンデが…

スカウターは何故許容値を超えると爆発するのか

すでに検索すると色々な方が考察しているテーマです。 あえて、自分も考察してみたいと思います。 大前提として、スカウターの爆発は漫画的な分かりやすさを重視した演出であることが鳥山明氏自身の口から語られているということです。それを分かった上での…

人造人間17号は魔人ブウ編の頃何をしていたか

「超」でセル戦後何をしていたか明らかになった人造人間17号ですが、結婚や養子・実子を得た時期などは不明のままです。しかしブウ編の頃どうしていたかは推測しやすくなったので、「超」の設定を踏まえながら少し考えてみたいと思います。 ブウ編では当然な…

ドラゴンボールにおける「善の心」と「悪の心」

ドラゴンボールにおける地球の神は、自身にある悪の心を追い出すことによって神になることを認められ、代わりに悪の心がピッコロ大魔王として実体化してしまった、という設定でした。 一方で、魔人ブウもまた、自分の中にある悪の心を追い出したものの、その…

ブロリー時空のつながりを考える

ここで言う「ブロリー時空」とは、旧劇場版ブロリー三部作のことです。基本的に原作とはパラレルワールドである旧劇場版シリーズですが、ブロリーが登場する三作は一応繋がっていることになっています(登場人物が前作のブロリーを知っている前提なので)。 …

ブルマにとってのヤムチャとベジータ

ブルマがベジータと何故くっついたのか、というのは割と二次創作の世界で沢山妄想されているのですが、何故ヤムチャではなかったのか、というのはあんまり掘り下げられていないのかなと思います。今回はそこを考察してみたいと思います。 ドラゴンボールの物…

ドラゴンボール超 未来トランクス編はこうであって欲しかった

いつか書こうと思っていたネタです。 ドラゴンボール超の未来トランクス編は、トータル的にはとても評価の高いストーリーだったと思います。まず未来トランクスを再登場させたという点、ゴクウブラックという悪役を登場させた点、ベジットを再登場させた点な…

孫悟空と魔人ブウの関係

魔人ブウは、原作コミックでは最強最後の敵でしたが、ゴテンクスや悟飯を吸収したブウはともかく、それ以外のブウに関しては単純な強さよりも、完全に消滅させない限り死なないという耐久性の高さの方が厄介であるように描かれていました。 最初に登場したデ…

「超サイヤ人」の気には限界はないのではないか、という考察

超サイヤ人に変身して以降、悟空たちのパワーアップの方法は「新たな形態への変身」に偏るようになりました。 それまでの、「新しい技を身につける」や「死にかけてから回復して戦闘力アップ」という要素はほとんどなくなり、超サイヤ人の力をいかにパワーア…

「ドラゴンボール超」未来トランクス編で増えた世界線

ドラゴンボールには4つの世界線があることは、以前も考察しましたが、「超」で未来トランクスが再び登場したことにより、その後世界線は更に増えました。 アニメの公式サイトでは、世界線が増えた瞬間はビルスが現代のザマスを破壊したタイミングであったよ…

ベジータの必殺技を考察する

ドラゴンボールに登場する名前付きの必殺技は、かめはめ波や悟空の技以外は割と一回きりのことが多く、むしろゲームなどで定着している部分があります。ピッコロの代名詞でもある魔貫光殺砲も原作ではラディッツ戦以外では使用していません(ナッパ戦で似た…

神コロ様の戦闘力

ピッコロはセル編後半以降、まともに戦闘に参加することがなかったため、実際のところどのくらいの戦闘力だったのか、いまいち分からないままとなっています。久々に実戦参加した「復活のF」ではフリーザの部下に苦戦するほどで、「力の大会」ではあまりガチ…

人造人間19号と20号の目的は何だったか

以前考察の中で、セル編の登場人物の中で一番目的が不明なのが、実は人造人間19号・20号だったという話をしたことがあります。 17号と18号はそもそも目的がなかったことから、とりあえず造られた目的である悟空の殺害を目指すことにしました。16号もその目的…

アルティメット悟飯から「甘さ」が消えたのは何故か

当時原作を読んでいて違和感を覚えた部分です。 老界王神に潜在能力を限界以上に引き出されてパワーアップした悟飯からは、「甘さ」が消えていました(ピッコロ評)。 超サイヤ人に変身する必要がない(=興奮状態にならない)上に、怒って覚醒しているわけ…

未来トランクスに見るベジータの面影

未来のトランクスは、物心ついたときからベジータが死亡しており、悟飯に鍛えられて育ったので、心優しく真面目な好青年であり、とてもベジータとは似ていないというイメージを持たれていますが、そんな彼にも結構ベジータっぽい側面があります。 (1)敵は…

悟空と悟飯にとっての「仲間の死」

悟空がクリリンの死に対する怒りによって超サイヤ人に目覚めたのは有名な話ですが、リアルタイムで漫画を見ていた当時、「クリリンなんて前も死んだしその後も色んなキャラが死んだし唐突じゃね?」と思っていた小学生の自分がいました。 ただ、改めて悟空の…

孫悟空の驕り

「復活のF」で、悟空は自分の力に自信がありすぎるあまり、油断しすぎる傾向があるとウイスに指摘されていました。しかし、過去の作中の悟空の振る舞いからが、そこまで悟空が油断をするという描写はないような気がします。 実際の悟空の振る舞いを思い返し…

悟飯は何故超サイヤ人2に覚醒できたか

悟飯が怒りによって秘められた力を目覚めさせ、超サイヤ人2になってセルを倒すというのが、セル編の終盤の展開ですが、その後悟空とベジータも自力で超サイヤ人2に変身できるようになっています。決して悟飯が地球人とサイヤ人の混血だったり、それが故に幼…

「ベジータゴッド」から考えるベジータの性格

映画「ブロリー」において、アニメでは初めて超サイヤ人ゴッドのベジータが登場しましたが、個人的には、このベジータゴッドの印象が非常に強く残りました。何故かと言うと、非常に落ち着いた、冷静な態度で戦っていたからです。 悟空のゴッドにおいても、い…

ピッコロにとっての悟飯

悟飯とピッコロと言えば師弟関係です。 そして悟飯にとっては、ピッコロは師匠であり、父親よりも父親らしい存在であり、ピンチの時には必ず助けに来てくれる(劇場版限定)存在でした。 アニメではピッコロのことを「おじさん」と呼ぶことがあったなど、悟…

超サイヤ人ゴッド覚醒後の、金髪・赤髪・青髪の区別

「神と神」で悟空が超サイヤ人ゴッドに変身した後、その力を取り込んだことにより、通常の超サイヤ人でもゴッド級の戦闘力を発揮できるようになりました。また、通常形態でも神の気の練り方を得たことにより、超サイヤ人3以上の戦闘力を発揮できるようになっ…

新旧ブロリーの描かれ方を比較する

予告通り、新旧それぞれの劇場版におけるブロリーの扱いの差について比較してみようと思います。 (1)幼少時の扱い パワーが高すぎてベジータ王から追放、というくだりは同じですが、旧劇場版では「赤ん坊の時点で戦闘力1万」という扱いだったのに対し、新劇…

映画「ドラゴンボール超 ブロリー」感想

見てきました。 このブログ的には、ブロリーの強さの根拠を鳥山氏がどのように説明してくるかに注目していたのですが、明示してくれたので考察のしがいがあります。ありがたいことです。 その辺は後述するとして、作品自体の感想から先に。 一言で言えば、「…

孫悟飯はどうすれば主人公であり続けられたか

悟空の息子・悟飯というキャラクターは、少年時代は「悟空以上の力を秘めているが、その力をコントロールできず激怒したときに瞬間的に発揮するだけ」というのが個性のキャラクターでした。その特性はピンチの度に幾度となく発揮するも、劣勢を覆すほどの活…

「神と神」以降の世界観が示したセル編・ブウ編の「デフレ」

「神と神」以降登場した「神の領域」により、ブウ編までの強さはカスみたいなものだったというレベルのインフレが発生しましたが、「力の大会編」では神の領域の強さが曖昧となり、戦闘力の高さの基準が良く分からなくなってしまった部分があります。 ドラゴ…

「悟空とベジータの共闘」という特殊なシチュエーションについて

「ドラゴンボール超」では割と悟空とベジータが一緒に敵と戦う、というシチュエーションが発生していました。未来でのザマス戦でもそうですし、ジレン戦でもそうでした。しかし、悟空とベジータが「共通の敵と一緒に戦う」ということを行ったことは、原作で…

クリリンというキャラクターの位置づけの変遷

クリリンと言えば、ドラゴンボールにおける名脇役の1人として有名ですが、その立ち位置は割とシリーズごとに変化しています。その変化を追いつつ、クリリンというキャラクターについて少し掘り下げてみようと思います。 (1)少年時代:主人公の同門、ナンバー…

人造人間・セル編の本当の悪役は誰か

たまたまドラゴンボール改をCS放送で見ていて思ったのですが、やっぱり人造人間ってあんまり悪役っぽくないんですよね。 例えば17号・18号は、誰も殺してないんですよ。悟空を殺すという造られた目的を果たすために行動してはいるものの、その過程で車を奪っ…

戦闘力をコントロールして戦うということ

サイヤ人編~フリーザ編において、地球人は戦闘力をコントロールできる特殊な民族であるという説明がされていました。これに対し、フリーザ軍関係者はコントロールが出来ないので、スカウターで大体の戦闘力がわかる、という描写がされていたわけですが、実…

ドラゴンボール超 宇宙サバイバル編 反省会

ドラゴンボール超の宇宙サバイバル編が完結しました。 このシリーズは、開催前の戦いや前日談の時点で敵味方の強さが曖昧で、その時の演出でいくらでも強くなったり弱くなったりするので、そこに強い抵抗感を持っていたのですが、最後の纏め方はしっかりして…